あがり症の治療法

あがり症の認知療法

 

あがり症には認知療法と言う方法があります。認知療法とはどのような手順で行われていくのか説明してみましょう。

 

認知療法とは、あがり症を客観的に分析し、原因を探って改善に努めていく手順を取り、あがってしまう思い込みを外して克服を目指す方法といえます。

 

第一段階としては、あがり症の症状が出た状況での気持ちを記録して、物事の捉え方や考え方などをメモし、自分の意識にどのような傾向があるのか考えましょう。

 

あがり症だと、上手くしゃべれない事で話し下手であるとか、知識が不足しているので上手く説明できないのと思われているのではないかとの思い込みから余計に緊張してしまい、ますます声が震えるなどの症状が起こるようです。

 

更には、気の効いた言葉が言えるかどうか試しているから、質問をしてくるのではないかと思い込みをする場合もあります。

 

第二段では、このような思い込みの検証作業を行います。第三段階では、あがり症がなぜ起こるのかの分析を元に、意識を修正していく事になります。

 

思い込みはとても強いもので、自己暗示をかけてあがってしまう事もあり、修正していくには時間が掛かるとされますが、心理面からのケアは根本的な対処に繋がります。
認知療法を継続し、あがり症を克服しましょう。