あがり症の薬物治療
あがり症の症状が辛い場合などには、医師の診断によ薬物療法が行われます。薬物によってあがり症の動悸、手の震え、興奮を抑え、克服しようとするのものです。
使われる薬剤は多岐に渡っており、精神安定剤を始めとした向精神薬、β遮断薬(βブロッカー)などが知られています。
しかし、あがり症が投薬で治る訳ではなく、克服へのきっかけ作りに適した物である事を忘れてはなりません。
また、あがり症の改善にいかに効果があろうとも、依然して根本的な解決法ではないのです。
薬物治療で良い効果が出ても、今度は薬への依存が高まり、薬なしでは過ごせなくなってしまう可能性があって、服用には充分注意が必要です。
それから、薬ですから副作用についてもきちんと調べておくのも大切です。あがり症の為に使用しても、副作用によって体調を崩しては元も子もありません。
副作用には眠くなるもの、めまいが起こるもの、血糖値があがるものもあって、服用には注意が必要です。
あがり症克服に強い作用を持つ薬物も多く、医師の診察が無ければ使用できない物もあります。
使用の際には充分に気を配り、身体に負担が掛かるような薬物の服用は避けましょう。特に妊娠中や心臓病の方は気をつけます。